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【種子/10粒】Tulista minor (Rietvlei, W of Gouritzmond)/ツリスタ・ミノル

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【Tulista minor (Rietvlei, W of Gouritzmond, RSA)】
◎自家採種・2026年6月採種

★★★★★
ツリスタはかつて「硬葉系ハオルチア」と呼ばれていた仲間の一部がハオルチアから分離してできた属です。具体的にはHaworthiaの亜属、subg. Robustipeduncularesに分類されていた種で構成されており、分子系統解析の結果これらが狭義のHaworthiaと近縁ではないことが判明し今に至ります。これらアロエ連/Aloeaeの植物達は近年の系統発生学的研究によって分類が大きく変わっており、例えばかつてのAloeも多系統群であることがわかり一部の種がAloidendron, Aloiampelos, Aristaloe, Gonialoe, Kumaraへと分離、Haworthiaも前述の通りsect. HexangularesがHaworthiopsis, subg. RobustipeduncularesがTulistaへと3属に再分類されました。
系統樹において、Tulistaは実際にはHaworthiaとそこまで近縁ではなく、むしろGonialoe(G. variegata/千代田錦などの仲間)の姉妹群、つまり最も近いことが示されています。その他にAristaloe(A. aristata/綾錦)とAstrolobaにも近縁で、これら4属で単系統群を形成します。
Tulistaは花自体の見た目こそHaworthiaにそっくりですが、花序ががっしりしており途中でよく分岐するのが特徴で、全ての種が西ケープ州に固有です。

T. minorは地域による形態差が非常に大きい種で様々なローカルフォームが存在しますが、こちらはGouritzmondの西に位置するRietvlei産のもので、栽培環境によっても多少変わりますが葉がライムグリーンでロゼットは外側に開く傾向があるようです。子株も発生しやすい印象があり、株分けでも殖やせます。
成長こそ遅いものの栽培は難しくありません。

なお非常にややこしい問題ですが、Haworthia subg. Robustipeduncularesの種たちがTulistaへと分離された当初、本種はT. minimaとして命名されました。しかし命名権先取の関係でminorが使用可能な最も古い種小名となりこれを優先しなくてはならないため、後にT. minorと改めて命名されたという経緯があります。しかし結局は(heterotypic synonymでこそあるものの現在では)同じ種を指しているため、園芸ではT. minimaと呼んでも特に差し支えはありません。
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